アメリカには線分図がない?
2008年 11月 08日
算数や数学でおなじみの線分図、tape diagramと訳されるのですが、どうもなさそう・・・。
現在僕は、中学生の家族が家庭生活の中で使えるような、数学支援のための携帯電話ソフトを開発中なのです。その開発にあたり、そのソフトで線分図を表示できるようにしようと考えて、「あの、これこれこういう図って英語でなんていうの?」と絵を描いてみせてプロジェクトチームのメンバーに聞いてみたら、「あー、なんだろ?diagram(図)かなぁ」というあいまいな答え。「え、うそ?線分図知らんの?」と若干びっくり。
それから数週間して、日本の数学教育に関する論文をAki先生にいただきました。Aki先生の論文でも、線分図のことを、「日本の数学教育で頻繁に使われる視覚表現」などともって回った説明をしていたことからも、どうやらこちらには線分図がないようです。アメリカでもそれらしき図はあるのですが、日本のように学年や単元をまたいで利用される汎用性のある使い方はしていません。
うそ??!!ほんとに??!!信じられない!