中植正剛 神戸親和女子大学准教授 教育工学を専門にする大学教員の日々の雑感


by toshishyun
夕方にサンフランシスコに行きました。

サンフランシスコは、夕暮れ時が世界で最も美しい街じゃないかと思います。ツインピークスという高台があるので、そこに行って街を眺めることにしました。

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このように街全体を見渡すことができます。ゴールデンゲートブリッジも一望できます。

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ツインピークスから街中への帰り路では、スコット・マッケンジーの「花のサンフランシスコ」をかけてドライブしました。

愛と平和を求めたヒッピームーブメントが盛んだった、60年代の優しくお洒落なサンフランシスコの様子を歌ったこの歌のサイケデリックな雰囲気に包まれてのドライブはなかなか味があるものでした。

車中から街角に目をやると、ゲイのカップル達とレインボーの旗(レインボーはゲイのシンボル)。人が自由にお洒落に優しく生きることのできる街を見て、気持ちが温かくなったような気がしました。

Scott Mckenzie - San Francisco



If you're going to San Francisco
Be sure to wear some flowers in your hair
If you're going to San Francisco
You're gonna meet some gentle people there

(サンフランシスコに行くんだったら 髪に花を挿して行こう
サンフランシスコに行ったら きっと優しい人々に出逢うでしょう)
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# by toshishyun | 2009-01-19 15:16 | アメリカ文化

字が読めるということ

今日、ウォルマートというスーパーに買い物に行ったときのことです。

ちなみにウォルマートというのは、安売りの巨大スーパーで、どちらかというと所得がそれほど高くない人々が行くスーパーです。隣町にあるちょっとおしゃれなスーパーと比べてみても、人種構成も違えば、駐車場に停まっている車種も違います。なぜ安売りなのかというと、そこで働く人たちの給料がとてつもなく低いからです。

さて、僕が洗剤を買おうとしていたら、「ちょっと手伝ってもらえませんか」と同じ通路にいた店員さんから声をかけられました。なんだろうと近づくと、どうやら目の見えないお客さんを案内している様子。手にした洗剤らしきものを僕に手渡し、「ちょっと、これ読んでもらえませんか?」とのこと。

お客さんのほうが、「ちょっとあたし目が見えないから、これの使い方読んでくれない?」とぶっきらぼうな英語で僕に言います。

続いて店員さんがいいます。「私は字が読めないもので・・・」。よく見ると細かな文字でびっしり、注意書きやら成分やらなんやらが書いてあります。

結局それはトイレ用の洗剤だったのですが、僕はそこに書いてあった使い方を読みあげ、商品名を教えてあげました。

「ありがとうございます。私は字が読めないので・・・」と店員さんは言いました。そのまま、店員さんはお客さんの手をひいて、次のところへと案内していきました。どうやら、お客さんの買い物にひととおり付き合ってあげているようです。

出来事としてはそれだけのことだったのですが、これはアメリカらしいと思った出来事でした。

店員さんが字が読めないということ。こういう出来事がないとあまり気がつきませんけど、やっぱり字が読めない人って身近にけっこういるんですね。日本では字が読めるということがもはや当たり前になっていますが。

アメリカの研究者が、アメリカの所得格差を調べるために実際にウォルマートで働いたという研究があるんですが、そこでわかったのは、とてもではないが暮らしていけないほどの劣悪な就業環境だということ。従業員には保険すら加入させていません。字が読めない人がそういう環境で働いているのは、アメリカ社会の負の部分を象徴しているような気がします。

そして、外国人である僕が読み上げを依頼されたこと。きっと聞きとりにくかったことでしょう。しかし、目が見えないお客さんはそんなことお構いなしに、色々と僕に聞いてきました。まぁしかしこの点は、アメリカらしいというよりは、外国人が多いベイエリアらしいことと言うべきかもしれません。
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# by toshishyun | 2009-01-14 12:32 | アメリカ文化

授業研究見学

アメリカの学校には、先生が集まって共同で授業研究をする習慣はなかったのですが、10年ほどまえから、日本式の授業研究がアメリカでも取り入れられ、ここベイエリアでも広がりを見せています。

昨日は、スタンフォード大学のとなり町の小学校の授業研究を見に行きました。この小学校で授業研究がおこなわれるのは、これが初めてです。

見学したのは、授業計画でした。3年生の先生が集まって、共同で教材研究をしながら、予想される生徒の反応などを検討して、指導案を作っていきます。

はじめての取り組みとあって戸惑うところもあるようですが、サンマテオ・フォスターシティ学区で授業研究の経験を積まれた先生を外部から呼んで、その先生の手助けを得ながらすすめていました。

見ていていろいろと面白かったのですが、感心したのは、「教師主導型」の授業から、「生徒による発見型」の授業への変化の瞬間が確認できたことです。共同で授業研究をしたことにより、問題解決に対する多様な視点が提供され、それによって、生徒の多様な問題解決を大切にしたいという意識が共有された結果のようです。

研究授業は2月に行われます。意図したとおりにうまくはいかないのが授業の常ですが、見学するのを楽しみにしています。
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# by toshishyun | 2009-01-14 12:07 | ラーニングとテクノロジー

車大破

僕の人生にはなんせハプニングが多いことが売り物です。

昨日の夜のことです。いつもよくいくWhole Foods(スーパー)で機嫌よく買い物をすませて、駐車場に戻ったら、なにやら人だかりが。

・・うわ、あれ!僕の車や!

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左側の白いのが僕の大好きなキャデラック・・・だった鉄の塊です。右側が僕の車に正面からあたったレクサス。運転手のおばさんは、どうやら駐車時にブレーキとアクセルを間違えて踏み、車止めを飛び越えてド派手にあたってきた模様。僕の車、衝撃で駐車スペースから後方にはみ出てます。

非は100%相手にあるとはいえ、ここはアメリカ・・・保険屋さんとのやりとりとか、いろいろ面倒だなぁ・・。

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「まぁ、起こってしまったことは仕方ないし、とりあえず相手も気を落としてるだろうし、やることをぬかりなくやって今日は帰ろう」・・・などと、保険会社への連絡や警察とのお話など、淡々と後処理をこなしていたら、どうやらそれが相手の方に好印象だったようで、しきりに"I'm sorry. I know you are upset, but you are so nice. You are so patient. Thank you for your patience."(ごめんなさい。とてもお怒りだと思いますが、あなたはとてもナイスですね。ほんとに忍耐強いですね。我慢してくださってありがとうございます)などとおほめの言葉をいただきました。

まぁそう言われると悪い気はしませんが、"That's alright"(いいんですよ)というのは、いちおう言いませんでした・・・ここはアメリカなので、ヘタに許しの言葉を言ってしまうと後が怖い。このあたりはきっちり僕はアメリカナイズされています。とりあえず、日本人の得意技「ほほえみ」で返し、去り際にGood nightとあいさつしておきました。

相手側もこちら側も通行人も、けが人がいなかっただけでもよしとしましょう。

そうです。きっとこれは僕がいつもいつも丁寧に可愛がっているので、愛車が僕の身代わりになってくれたのです。そうでなければ、きっと僕は道端であのおばさんのレクサスに轢かれて、今頃は遺体を日本に運搬する手はずになっていたはずです。僕は運がよかったのです。・・・そう思っておくことにしましょう(笑)。

今日は、レンタカーの手配と受けとり、保険屋さんへの電話、修理工場へのお話などで一日が過ぎていきました。
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# by toshishyun | 2008-12-24 14:12 | その他
もうすぐクリスマスです。

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クリスマスといえばプレゼントです。アメリカでは、たくさんの人が集まったパーティで、Pick or Stealというプレゼント交換の習慣があります。ルールは簡単です。盛り上がります。

用意するもの・・・クリスマスツリー、番号の書いたチケット

1. 参加者はプレゼントを持ってきます。ひとり15ドルとか、値段を限るほうがよいでしょう。パーティーの受付で、プレゼントをわたし、番号の書いたチケットを貰います。

2. 大きなクリスマスツリーを用意して、その根元にみんなが持ち寄ったプレゼントを並べます。

3. 暫くして座が温まったところで、サンタさんが前に登場!帽子の中から番号を引きます。

4. 引かれた番号のチケットを持った人は、ツリーのところにいって、プレゼントを選びます。

5. 選んだプレゼントをみんなの前で開けて披露します。ときどきおもしろグッズなどが混じっていたりして、盛り上がります。

これだけだとただのプレゼント交換なんですが、面白いのはここからです。

4のときに、ツリーのところのプレゼントを選んでもいいのですが、自分より前の誰かが貰ったプレゼントを横取りすることもできるんです。横取りされた人は、素直にプレゼントを渡して、代わりにツリーのところで、新たなプレゼントを選びます。

Pick or Steal, 選ぶか盗むか・・・というゲームです。

この習慣、古くからある習慣というわけではないのですが、アメリカに独特のものだそうで、クリスマス風の音楽でもかけながらやると、わいわいと楽しむことができます。
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# by toshishyun | 2008-12-18 16:54 | アメリカ文化