中植正剛 神戸親和女子大学准教授 教育工学を専門にする大学教員の日々の雑感


by toshishyun

カテゴリ:ラーニングとテクノロジー( 49 )

算数教具 ジオボード

アメリカでよく使われる教具に、ジオボードというものがあります。

このように、プラスティックのボードに、規則正しく並んだペグがついていて、輪ゴムをひっかけるというだけのシンプルな教具です。
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ジオボードは、小さな子どもから大人まで、無限に学び方が広がるすてきな教具です。三角形や四角形、平行や垂直、対称、面積、角度、などなど、いろんなことが学べます。日本の小学校で取り入れている先生もたくさんいるので、ネット上で指導案が検索できます。知能育成の教室や塾でも取り入れられているようです。

ジオボード自体はそんなに高いものではないのですが、アメリカからの取りよせだと2,3週間かかる場合があります。1つや2つだと、送料のほうが高くかかってしまいます。

インターネットには、Flashのジオボードがあります。

まずはこれ。
http://nrich.maths.org/content/id/2883/circleAngles.swf

使い方はこんな感じです。
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このジオボードの特徴は、ペグ(釘)の並び方や数を変えることができるので、年齢や内容に合わせたジオボードが作れるところです。


弱点は、次のように、一部が凹んだ形をつくれないことです。(画像は合成です)。
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次のジオボードなら、凹んだ形でも作ることができます。
Math Playground

使い方はこんな感じです。
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説明にもあるように、このジオボードの特徴は、作った形の面積や、周囲の長さが表示されるところです。表示する前に、まずは自分で考えてみて、答え合わせにつかうのがいいと思います。

上記で挙げたようなちょっと複雑な形や、多角形の面積を求めるのに使うと面白そうです。作った形を印刷して、補助線を書きこみながら考えたり、いろんな学び方ができそうです。

このジオボードは、さっきのジオボードのように、ペグの並び方や数を変えることはできません。
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by toshishyun | 2009-06-08 05:56 | ラーニングとテクノロジー
以前に紹介した文献管理ソフトのZoteroですが、Ciniiからのデータの取り込みが、そのままではうまくいきません。

普通は、アドレスバーのアイコンをクリックするとデータを取り込めますが、次のようにエラーが出ます。
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そこで、CiNiiからの書誌情報の取り込み方を紹介します。いったん、Refer/BiblX形式でダウンロードしてから、インポートします。

①CiNiiの検索結果画面です。
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②右下に、Refer/BiblXというボタンがあるのでそれをクリックします。
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③Refer/BiblX形式のファイルをダウンロードしてから、テキストエディター(メモ帳など)で開くといいのですが、面倒なので、僕はいきなり開きます。
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④開いたら、コピーします。ショートカットキーで Ctrl+Aで選択しておいてから、Ctrl+Cでコピーできます。
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⑤Zoteroの歯車のアイコンのメニューから、「Import from Clipboard」を選択します。先ほどコピーしたデータがZoteroにインポートされます。
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⑥こんな風にインポートされます。インポートされたアイテムは、日付の名前がついたコレクション(フォルダー)に格納されています。
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⑦適宜、適当なコレクションにコピーして整理します。


⑧整理ができたら、日付の名前がついたコレクションは削除します(コレクションの上で右クリック→削除)。
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検索用キーワード: CiNii Zotero 取り込めない 取り込み
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by toshishyun | 2009-06-06 08:29 | ラーニングとテクノロジー
リー・ショーマン(Lee Shulman)のペダゴジカルコンテンツナレッジ(PCK)について、ちょっと整理しながら、授業研究や教員養成について考察したいと思います。PCKというのは、教師に必要な専門職としての能力です。

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教師が授業をするときには、二通りの知識が必要とされます。1つは教える内容の知識で、Content knowledge(コンテントナレッジ)と言われます。算数や数学や英語やコンピュータ、先生が出来なければ、それを教えることもできません。だからといって、Content Knowledgeばかりがあっても、いい授業はできません。英語がバリバリ話せるから英語が教えられるかというとそうでもないし、コンピュータがバリバリできるからと言って情報教育ができるわけではありません。名選手必ずしも名監督ならず、とはよく言ったものです。

もう1つは教え方の知識で、Pedagogical knowledgeと言います。例えば、子どもの理解に沿って、どうやって授業を組み立てたらいいか、どうやって専門用語をかみ砕いて説明したらいいか、板書の書き方はどうすればいいか、そんな知識です。けれど、教えるのに必要な知識、Pedagogical knowledgeだけがあっても、いい授業はできません。いくら授業が上手で、子どもたちのやる気を引き出すのがうまい先生でも、自分の全然知らないこと、できないことを、最初から上手に教えるのは難しいわけです。ですので、新しい教科が増えたときなんかは、先生は大変です。小学校英語なんかがそうですね。あるいは高校の情報科なんかもそうです。

というわけで、教師にはContent knowledgeとPedagogical knowlegeが必要なんですが、Shulman以前は、それぞれ、別々に考えられてました。けれど、これらは切り離して別々に扱えるもんではないんですね。教え方というのは、内容に密接に関わっています。例えば、子どもたちには、口だけで説明するよりも、実際に手を使ってやらせたほうがわかりやすいっていうのは教え方の知識です。けれど、じゃあ、具体的にどうやって教えたらいいのかは、実際の内容がないと組み立てられない。つまり、一般的な「教え方の知識」というものはあるけれど、実際には、「分数のかけざんを小学5年の子どもに教える教え方と内容の組み立て」とか、「標本調査法のよさを小学6年の子どもたちに教える教え方と内容の組み立て」とかいうように、内容とセットになった個別具体的な教え方の知識があるわけです。そういうわけで、教師の頭の中では、教える内容と教え方が相互に関連しながら存在するわけです。

Content knowledgeでもない、Pedagogical knowledgeでもない、 それらが関連しながら成り立つ知識のことを、Pedagogical content knowledge (PCK) ペダゴジカル・コンテンツ・ナレッジといい、それが教師の専門性ということになります。

PCKを発達させるためにはどうしたらいいのか。これが教師の専門性育成の課題になりますが、なかなか難しい。なぜなら、PCKは、実践の知識で、実践を通して獲得されていくものだからです。ただし、現場で放っておいてPCKが勝手に獲得されることを期待するのではなく、やはりそこには仕掛けが必要になってきます。授業研究、教材研究の意義もここにあるわけです。

特に、授業研究は、目の前の生徒の事実から学び、PCKを育成していくというところに意義があります。そして、PCKを育成する効果的な場とするためには、授業研究のデザイン(研究授業や事後討論会のプロトコル)やツールキット(指導案のフォーマット、研究授業の際のデータ収集のフォーマット)といった仕掛けがしっかりしていないといけません。また、授業研究の評価においても、教員のPCKがどれだけ広がったか、深まったかを評価尺度に含めることが、授業研究の改善につながってゆきます。

(Shulman, L. S. (1986). Those Who Understand: Knowledge Growth in Teaching. Educational Researcher, 15.)

Lee Shulman - Wikipedia, the free encyclopedia
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by toshishyun | 2009-06-05 07:03 | ラーニングとテクノロジー

授業研究と職場の雰囲気

授業研究をプロフェッショナルディベロップメントとして見ると、教師の効果的な学びのための共同体として、3つの要件がある。

1. 教師が教えるということを見直し、再定義できるような学びの共同体であること
2. 教師に対しては、あらかじめ決められた「教え方」を教えるのではなく、教師自らの学びが活性化されるような共同体であること。
3. お互いを信頼し、批判を恐れずに討論できる共同体であること

(WILSON, S. M., & BERNE, J. (1999). Chapter 6 : Teacher Learning and the Acquisition of Professional Knowledge: An Examination of Research on Contemporary Professlonal Development. Review of Research in Education, 24(1), 173-209. doi: 10.3102/0091732X024001173.)


日本人は批判や意見の受け取り方が苦手だから、とりわけ3が難しそうだ。アメリカ人は、批判・意見と個人の人格を、比較的切り離して考えている。しかし、日本人は、批判・意見と個人の人格の重複している部分が大きいので、他人の意見や批判を「自分自身」に向けられたものと受け取って傷つきやすい。「上から目線」「生意気」などと言われるように、批判や意見を言った人に対する風当たりもかなりきつい。職場によっては、例え研修であっても、下手な批判や意見を言うと、同僚や先輩や管理職から総攻撃を食らうことになる。

そういうことのないような、信頼できる土壌、安心して批判や意見をやり取りできる土壌は、普段の何気ないやり取りから形成されるものだろう。批判・意見と個人の人格が切り離せない日本では、より一層、普段からの関係づくりが大事になる。普段から上司や管理職が人の悪口ばかり言ってるような学校では、校内の授業研究を活発な学びの場にすることはできないだろうし、普段から批判や意見を言ってもそれを受け入れることのできる先輩や管理職がいる学校では、授業研究や教員研修でも実りのある学びの場になるだろう。そう考えると、授業研究にとって、学校のリーダーの人柄というのは実に大きなものだと思う。
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by toshishyun | 2009-06-04 09:04 | ラーニングとテクノロジー

算数の教科書

少し前に、Palo Alto市の小学校で使われる算数教科書が Everyday Mathという教科書に決まりました。Palo Altoでは、7年に一度、教科書を選定します。

保護者、教員、校長、学区の職員からなる委員会で選定しますが、その選定を巡ってはインターネットのフォーラムで、保護者同士のアツイ議論が交わされてきました。僕の研究所の同僚も、自分の子どもに関わることですから、かなり気になっていたようです。

なぜこんなにみんなアツくなるのか、それは、アメリカの場合は、全国統一の学習指導要領がないため、教科書が変わるということは、カリキュラムそのものが変わるということを意味するからです。教える内容、その教え方、教え方の背景にある教育観・学習観、どの学年でどういう順番で教えるか、そういったものが根底からがらっと変わるわけです。

そして、これはアカンと保護者が判断したら、我が子を守るために、自分たちなりの教科書を買ってきて子どもを教えたり、公文に子どもを通わせたりします。そうやって家庭で自衛するわけです。

そして、どうやらこのEveryday Mathは「アカン」教科書だと判断する保護者が多いようで、公文は今後かなり儲かりそうだということです(笑)。

そのあたり、いろいろ調べてたら、シリコンバレーでお子様を育てておられるこの方のブログに行きつきました。

算数の教科書選定 http://blog.livedoor.jp/parsley777/archives/51597277.html

算数教科書 Saxon Math シリーズ 
http://blog.livedoor.jp/parsley777/archives/51622370.html


ものすごい労力を使って調査されています。すごいですね、母は強しです。読んでいて、いろいろと新しいことがわかりました。
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by toshishyun | 2009-05-13 10:47 | ラーニングとテクノロジー

文献管理ソフト Zotero

論文や資料の整理に困っていませんか?僕はとっても困っています。読んだ途端、内容もタイトルも、どんどん忘れていってしまいます。後で、「あー、あれ、どこいったかなぁ」とか、「これどっかで見たような・・・」とかで、結局、「ま、いいや」になることもたびたび。

僕は以前、EndNoteという文献管理ソフトを使おうとして挫折したことがあります。バージョンが頻繁にかわるうえに、操作がややこしくて、かえって面倒だったからです。研究所の同僚に聞いても、どうやら事情は同じようです。

かくして僕は、[annotated bibliography]なる名前のワードファイルを作り、そこに文献情報を手入力で入れて管理してました。これはこれで面倒です。

そこに強い味方が現れました。Zoteroという、Firefoxのプラグインです。かなり前からあるようですが、ちょっと前に知りました。

Zoteroは僕のような面倒くさがり屋さんでもサクサク使える頼もしいやつです。何より僕はブラウザを立ちあげっぱなしなので、敢えて別のソフトを立ち上げなくてもいいZoteroは便利このうえないソフトです。

さて、画面ですが次のような感じです。
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こんな風に、操作時には、ブラウザの下半分に表れます(全画面表示も可)。インターフェースはiTunesを意識しているようで、iTunesに似た操作で資料を管理します。

論文などの文献だけでなく、ウェブページ(ホームページ)もスナップショットを撮って管理することができます。

資料の登録方法ですが、まずは、オンラインデータベースで資料を検索します。僕は教育学が専門なのでEricというデータベースをよく使います。(日本ではCiNiiが対応しているとのことですが、ちょっと前にやってみたら、なんかうまくいきませんでした。改良されているといいですが)。

抄録のページを表示すると、アイコンがアドレスバーの端っこに表れるので、それをクリックするだけで、タイトル、著者名、出版社名などといった文献の情報とともに、その文献が「アイテム」として、Zoteroに記録されます。とっても簡単です。

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記録されたアイテムには、添付ファイルをつけたり、メモやタグを追加することができます。その文献がPDFファイルで利用できるときは、PDFファイルをパソコンに保存しておいて、そのファイルへのリンクを登録しておきます。メモやタグは後から検索できます。これが便利なんですね。いままでテキストファイルやワード文書として書きためてきたメモも、添付ファイルとして登録できるので、Zotero導入前の努力が無駄にならなくてすみますね。

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エントリーに、PDFと画像ファイルをを添付した場合は次のような感じになります。
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<参考文献リスト>
もちろん、参考文献リストを作ることもできます。ワード形式、HTML形式など、いろいろなフォーマットに対応しています。GoogleDocsやEndNoteにもエクスポートできます。クリップボードにコピーして、好きなソフトに貼りつけることもできます。

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こんな風に、参考文献リストに加えたいアイテムを選んでいって、右クリックし、[アイテムから参考文献リストを作成]を選ぶだけです。APA, MLA, IEEEなど、10種類以上のフォーマットに対応しています。


いつでも、Zoteroを開きたくなったら、画面右下のアイコンをクリックするだけです。
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先ほども言いましたが、ウェブページもスナップショットを撮って登録できたりします。

詳しくは次のリンク先をどうぞ。

Zotero: Firefox で簡単に文献管理

Zotero公式サイト

ネットで情報を「サッ」と収集、「パッ」と整理のFirefoxアドオン「Zotero」
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by toshishyun | 2009-05-12 14:40 | ラーニングとテクノロジー

分数の問題です

あなたは次のような問題を解くことができますか?

「あなたは、もらった給料のうち、1/5(5分の1)を食費に使いました。残った分の1/2を家賃にまわしました。さらに、家賃を支払った残りの7/10を遊びに使いました。すると手元に30000円残りました。さて、給料はいくらだったでしょう」

これは、友人が現在行っている調査で使われた問題を、内容を変えないで少しだけ修正したものです。小学校高学年程度の問題です。

友人の調査では、10人中、ヒントなしで正解できたのは1人、ヒントをもらって答えられたのが1人、ということで、正解は合計2名だったということです。

問題はこの調査の対象が誰だったかということです。

これは、アメリカの、とある平均的な大学の教員養成課程の学生の結果なんです。しかも、分数に関する授業を受講した直後の調査です。

驚きましたか?僕は驚きました。

しかし、これは特殊なことではありません。一般的に言って、アメリカの小学校教員の算数のレベルはだいたいこんな感じなのです。

もっと簡単な問題、たとえば、

「お米がカップに3/4入っています。いま、入っているお米の1/2を使いました。さて、使ったお米は何カップ分でしょう」

のような問題でも、正解は10人中4人です。

聞いたところ、算数に難ありの学生でも、ほぼ全員が現場の教員になります。

ただし、算数ができないからと言っても、こっちの先生は、算数に関する議論になったときに、驚くほど雄弁に語ります。なんとかストラテジーがどうとか、特別支援教育の子へのアプローチとか、個別習得がどうとか、エンゲージメント(取り組み)がどうとか、問題解決方略がどうとか、プロポーショナルリーズニングがどうとか、マイノリティーのための算数がどうとか、なんせ、話だけを聞いていれば、とてつもなく高度なことを話しているかのように聞こえます。

算数そのものの定義すらひっくり返そうとする人もいます。たとえば、計算ができなくても、しっかりと考えを図などで表すことができなくても、算数っぽい考え方を少しでもしていて、算数っぽい図を少しでも描いていたら、それは算数をしていることになるんだというような、すり替えです。出来なかったことでも、見方を変えて、あたかも出来たように見せるわけです。

けれどやっぱり、肝心の、算数が出来ないという冷たい事実は覆せないのです。

アメリカの算数教育は問題が山積みです。日本よりも深刻な問題がいっぱいあります。

そこに果敢に挑んで、一生懸命研究をすすめている友人たちは、本当に大変な仕事をしているんだなぁと実感することしきりです。
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by toshishyun | 2009-05-07 15:13 | ラーニングとテクノロジー

Google Android

遅ればせながら、研究用に一台入手しました。ホントは前から研究所に転がってて、いつでも持って帰れたのですが、契約するだけのお金もないので放置していました。そしたら今日、通話契約済みのSIMカード込みで貸してくれました。通話料・データ通信料は大学が出してくれます。もちろん、プライベートの通話は自分の携帯でしますよ。

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僕のいる研究所では、5月に入ったら、10台ほど、ボストンにいる研究協力者に配ります。研究終了後は回収の手間とコストを省くために、なんと御進呈!太っ腹じゃないですか!
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by toshishyun | 2009-05-01 13:10 | ラーニングとテクノロジー

食あたりも小康状態。データ分析をすると頭に血が上ってしんどいので、雑学を投稿です。

世界には「講」という習慣が色んなところで見られます。これは伝統的な相互補助の仕組みで、知り合い、近所の寄り合いなどで集まって、順番を決めて定期的にお金を与えあうという習慣です。今回はみんながAさんに、次回はBさんにという形で、変わりばんこに、決まった金額をあげるのです。

アメリカでも、ヒスパニックのコミュニティーでは、TANDAと呼ばれる講があります。韓国ではケーモイム、日本では頼母子講(たのもしこう)と言われるものがあります。

「講」には、それぞれの集まりごとに独自のルールがあり、そこで使われる算数は、意外と複雑で興味深いものです。掛け金をどれだけにするのか、脱落者が出たらどうするのか、もらえる順番をどうするのか、もらえる順番と各家庭の出納の関係はどうかなどなど。

「講」は預金のシステムでもあり、ローンのシステムでもあり、保険的な意味合いもあります。

銀行のようなシステムがなかった昔からの習慣ですし、みなが教育を受けていなかった頃からの習慣ですから、そこで扱われる算数には独特の工夫があるようです。

いろいろと調べてみると面白いかもしれません。

アメリカでは、不法入国をしたヒスパニックの人たちは銀行口座を開けませんから、こういう仕組みを使った相互扶助の仕組みがまだ根強く残っている地区があるようです。もちろん、ただしく定住している人たちでTANDAをやる人も多いです。
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by toshishyun | 2009-04-08 15:51 | ラーニングとテクノロジー

授業研究DVD翻訳

授業研究のDVDを翻訳しました。

2002年、サンマテオ・フォスターシティーで行われた、高橋昭彦先生の算数の公開授業です。

アメリカにはとてもいい資料があり、いつも翻訳したいと思ってきましたが、その第1弾です。

参考までに方法を書いておきます。使用したソフトは、すべてフリーウェアです。

1) HandBrakeというリッピングソフトを使って、DVDをファイルとして取り込みます。いろいろフォーマットが選べますが、他のソフトの都合上、AVIを選択しました

2) テープ起こし用のソフト「KeyPlayer」を使って、少しずつ訳をテキストファイルに書き出してゆきます。

3) DivXLand Media Subtitlerを使って、AVIファイルに2で作った字幕を差し込んでゆきます。

2と3で使用したソフトは、ショートカットキーでビデオ再生を操作できるので、非常に作業効率が良くて楽でした。

47分のビデオで、作業時間は12時間くらいかかりました。ただし、この後まだ、DVDへの書き込みの作業が残っています。

自分で1回やってみて、作業の流れができたので、あとは誰か手伝ってくれる人を探してやってもらえたらなぁ、と思っています。

英語ができる方で、教育に興味があって、パソコンもちょっぴりできて、やってやろうという方、おられたらご連絡ください。アルバイト代もきちんとお支払いします。(また別途、きちんと告知するつもりですが)。

ちなみに、著作権者の翻訳許諾はもらっておりますヨ。

できあがったDVDは、著作権者との話し合いがつき次第、欲しい方がおられたらお配りしようと思っています。(別途告知します)。
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by toshishyun | 2009-04-06 15:11 | ラーニングとテクノロジー