中植正剛 神戸親和女子大学准教授 教育工学を専門にする大学教員の日々の雑感


by toshishyun

高校 環境教育 水質測定機器 スマートペン

同僚の調査のお手伝いを兼ねて、高等学校の環境教育の授業にお邪魔してきました。今回の調査は、水質調査の機器と、録音装置内蔵型ペンの実地テストでした。授業の中で、これらの機器が実際にどのように使われるかを調査して、学習システムやカリキュラムの開発につなげていきます。今回お邪魔したこの高校には、校庭に小川と池があり、それぞれのPh、Co2含有量、導電率、温度を測定して比較しました。測定をはじめてみると、絶えず変動する測定表示をいつの時点で読み取ればいいのか、小川の水を汲むときには、一体どのあたりの水を汲めばいいのかなど、実際にやってみないと出てこない疑問が生徒からいろいろと出てきました。また、生徒の口から出てくる言葉も、それまでの学習の理解度によってまちまちです。教育現場というのは、そこに居る人や、その固有の環境に左右される要素がとても多いことを改めて実感しました。

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今日の授業で気に留まったのは「Environmental Injustice」(環境的な不正義)という言葉です。例えば、貧しい地域に程度の悪い水しか供給されない、とか、貧しい地域の川はごみ処理の問題などから他の地域より汚染されている、というようなことを指します。今日の高校は裕福ではない家庭の子どもたちが多いので、こういう切り口で授業がされています。

ちなみに、今日使った「録音装置内蔵型ペン」はとても面白い製品です。Livescribe Smartpenといいます。ノートに文字を書きながら、同時に録音をします。あとでノートの該当個所をペンでタップすると、それを書いたときの録音が再生されます。もちろん、書いたことや録音したことは、パソコンにアップロードして整理できます。

http://www.livescribe.com/

日本では25000円くらいするようですが、こちらでは150ドルくらいで購入できます。Amazon.comの国際配送だと、日本で買うよりも安く買えます。
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by toshishyun | 2009-03-20 10:28 | ラーニングとテクノロジー