Lesson Study Open House
2009年 01月 21日
Noyce Foundationという財団があって、ベイエリアの50の学区に対して授業研究の補助金を出しているのですが、その報告会というかたちでこの催しが実施されます。
授業研究には予算が必要なのはいうまでもありません。Noyce Foundationはそのための費用をバックアップします。
ところで、授業研究の予算といったときに、日本とアメリカではすこし事情が違います。
日本の場合は教員が授業研究をするときに、わざわざそのための手当てを出すことはありません。なぜなら、教職調整額があり、残業代はすでに見なしで支給されているからです。しかし、アメリカの場合はそういうことはないので、授業研究をするとなれば、別途そのために手当てが支給されるべきという考え方になるのです。したがって、授業研究の予算には、教員のための手当てが含まれます。
政府や地方自治体による補助金ではなく、このような財団の補助による活動であるあたりがアメリカらしいと思います。