中植正剛 神戸親和女子大学准教授 教育工学を専門にする大学教員の日々の雑感


by toshishyun

「外出あかんで」休校で先生が繁華街見回り

新型インフル 「外出あかんで」休校で先生が繁華街見回り(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

日本の先生は本当によく働く。生徒の社会性の部分まで引き受けてる。こんなの、アメリカでは絶対にありえない。労働組合が許さないし、かならず高額な手当てを要求される。なにより、学校は勉強の面倒を見るところで、学校外の生徒の行動に干渉するという意識もない。

苅谷さんの「よくばりすぎる日本の教育」にもそういうことが書いてあったっけ。欧米では少年刑務所が多いが、日本では学校が非行の処理をするから、そのぶん少年刑務所が少ない.

しかし、ここまでやる必要があるのか?子どもたちが外で問題起してたらすぐに学校に通報する人がいるしなぁ。いったい親は何やってるんだ?

日本は、学力で言うと、PISAでもTIMSSでも、両方で高得点を挙げている数少ない国で、PISAで第一位のフィンランドでも、TIMSSは中段に沈んでいる。学力でもそれだけの成果をあげ、しかも生徒指導では、世界に類をみないほど、生徒の社会性や学校外の行動まで面倒をみる。それだけ良い教育を日本は持っている。

もっともっと学校や先生は評価されるべきだと思う。政治家のパフォーマンスにつられて、学校を叩きまくって、学校や先生はダメだというメッセージを発し続けるマスコミや、それを鵜呑みにする人たちには本当によく考えてほしい。そう思う。
[PR]
by toshishyun | 2009-05-21 00:39 | その他